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レッスンデザインの実例

 アイボスの「教えない教育」の教育手法では、学習モデルやID理論をベースにしながら、ファシリテーションを前提としたレッスンデザインを行い、「レッスン設計書」(授業設計書)・「コース設計書」(カリキュラム、講義概要書/講義設計書)として具体化します。

 ここでは、レッスンデザインの実例をご紹介します。

2.レッスン概要(ヘッダー)

 ティーチングプラン(授業設計書)の冒頭部となるヘッダーでは、レッスンデザインにおける学習のねらいやテーマ、到達目標などのメタデータを示し、これを定義します。

Wordの活用と情報表現①
ケースDMハガキの制作
概要・Microsoft Wordを使用して、仮想店舗のダイレクトメールを制作する。
・実際の作品制作を通じて、Wordの活用方法を情報表現の基礎を習得する。
ねらい・テーマに沿った際作をすることで、効果的にWordを学習する。
・また、制作にあたっては、常に作品の目的と正確な表現を意識させることで、情報表現の必要性と重要性を理解する。
・読み手・受け取り手を意識した表現方法を身につける。
主な機能・要素ページ設定、テキストボックス、オートシェイプ、画像の挿入・編集、目的に応じた機能/操作・表現の模索
所要時間4時間(3時間半~4時間半)
学習者の技能レベルに応じて調整可能とする
対象Windowsキーアプリケーション初心者~中級者
(機能習得・情報表現の要求レベルで調整可能とする)
到達目標1.コンセプトに沿った情報表現ができている。
2.訴求力のある表現が成されている。
3.ガイドに無い各種の機能を積極的・効果的に活用できている。
成果物仮想店舗のDMハガキ(印刷)
構成Ⅰ.導入 演習の目的と方法
Ⅱ.起動 創ってみせる
Ⅲ.改造 既存のサンプルを改造する
Ⅳ.創造 実際にグリーティングカードを制作する
Ⅴ.収穫 完成と発表
教材・使用データ教案、制作ガイド(補助テキスト)、サンプル作品・サンプルデータ、演習シート、コンセプトシート(事前設計用)、評価シート
備考

3.進行表

 学習全体の流れと主なアクション、所要時間などを設定します。ここでは、細かい内容よりも学習全体を俯瞰し、一本の筋を通してみることが肝要です。
 また、所要時間は、あくまで学習計画の目安として考える、実地では、予定通り・計画通りに進める事よりも、学習者の状態や学習状況に応じた柔軟な展開を優先します。

Wordの活用と情報表現① 進行表(ケース:「DMハガキの制作」)
オブジェクトテーマ時間主なアクション・概要
(Ⅰ)
導入
オリエンテーション
(目的・方向性の提示と動機付け)
15分
(0:15)
・イントロダクション(学習の概要紹介と講師紹介)。
・学習のねらいと進め方を伝え、学習者のモチベーションを喚起する。
・サブテキストや教材、データの配布、使用方法を説明。
(Ⅱ)
起動
手段・方法の提示
(目的地までの辿り着き方を知る)
30分
(0:45)
・講師による操作見本(Wordの起動~基本操作)。
・サンプルデータの紹介と解説。
・実際の制作方法を実演し、サンプル改造の手引きへ。
(Ⅲ)
改造
やってみる
(実際に試して感覚を掴む、発想を拡げる)
45分
(1:30)
・サンプルを自由に改造させ、机間巡視・個別対応。
・学習者の特性を掴み、発想・視点の転換を促す。
・なるべく自由に多くの機能や表現を使わせて拡散を促す。
(Ⅳ)
創造
自分で創ってみる
(既定に基づいて自分でゼロから制作する)
90分
(3:30)
・演習シートの配布と、オリジナル作品制作の指示。
・コンセプトシートを記入し、完成像を設計させる。
・机間巡視によって個別対応。拡散と収束を使い分ける。
(Ⅴ)
収穫
目的地へ着地
(作品のリファインと完成、評価と収穫)
30分
(4:00)
・個別に、作品のリファインを示唆(収束)。
・作品の完成~学習者自身による発表。
・評価シートで自己評価と相互評価。講師による講評とまとめ。

1.授業設計書の実例     4.学習オブジェクトⅠ:「導入」(※制作中)